1人暮らしでは少し広く、2人暮らしではぎりぎりストレスなく住めることで多くの需要があるのが1LDKタイプの部屋です。部屋がひとつに広めのリビングダイニングという間取りになるもので、広さとしては30㎡強から40㎡ほどとなります。
1LDKにも部屋の配置は様々
1人暮らしでも2人暮らしでも人気が高いことから、デザイナーズマンションなどでも1LDKタイプの部屋は多いものです。同じ専有面積で2DKとすると、1人暮らしで選ぶケースは少なくなるのが理由です。けれども、その部屋の配置によっては生活のしやすさが異なるものです。
例えば、割と多く見るタイプですが、部屋とリビングとがつながっている1LDKの場合は、2人暮らしにはプライベート空間が少ないものとなります。いくら仲が良いとはいえ、時にお互いプライベート空間が欲しいと思うものです。そのような場合には、部屋とリビングが廊下で別れているようなタイプがお勧めです。
逆にこのようなタイプの1LDKに1人で住む場合、無駄な部屋があるという感覚が生まれることになります。普段はリビングにいて、就寝にはベッドルームにした部屋に移るわけです。そのベッドルームを普段使わないことから、何となく家賃を無駄にする感覚が生まれることもあるわけです。
部屋とリビングが続いたタイプの住み心地は?
1人暮らしの場合には、リビングと寝室との一体感を感じることで無駄に空間を有するというよりは、贅沢な空間での生活という満足感を得やすくなります。もちろん、友人などが遊びにきた時には寝室はドアを閉めて見えないようにすることができます。
<参考>名古屋市中区「Herencia千代田」 1LDKタイプ
この、部屋とリビングが隣同士となるタイプの1LDKの特徴としては、サッシや窓が同じ方向を向いているということが挙げられます。例えば南向きであれば、リビングも寝室も同じ向きを向いていますし、また横幅が広い開放感のあるベランダを有する場合もあります。廊下も無いことから無駄なスペースが無く、専有面積も少しコンパクトになることで家賃も抑えめにすることもできます。リビングと寝室とが引き戸で仕切られている場合には、開け放つことでさらに広い空間にすることができます。
リビングと寝室が廊下で区切られているタイプの特徴
このタイプの1LDKは、例えばリビングが南向きであれば寝室は反対側の北側となります。寝室側が外廊下とならないものは通常、角部屋になります。
<参考>名古屋市中区「KAMIMAEZU RISE」 1LDKタイプ
このタイプはリビングと寝室の窓を開けることで、風が通るようになります。そしてプライベート空間が生まれることから、2人暮らしに向いているというわけです。寝室が別のスペースにあることから生活にもメリハリが生まれることになります。けれども、普段は2人がリビングというひとつの空間にいることで、常に連帯感が生まれることになります。これが2DKとなると、いつの間にかお互いがそれぞれの部屋にこもるようにもなりかねません。時に喧嘩したような時にお互い頭を冷やす意味でリビングと寝室とに別れても、そのうちいつの間にか2人でリビングにいるようになります。
まとめ
1LDKタイプの部屋は、家具などのレイアウトにも凝ることができるものです。デザイナーズマンションでもこのタイプが多いのは、自分らしさを演出する部屋とすることができるのも理由となります。広いリビングには見せる収納を置くスペースもあります。2人暮らしであれば、お互いにこだわりのインテリアをリビングに持ち込むことができるわけです。もちろん1人暮らしでも、ひと部屋寝室として確保することによって、リビングを好きなようにレイアウトすることができます。寝室を区切ることで、やはり生活にメリハリが生まれるようになります。