お部屋を借りるとき、不動産屋さんで写真と間取りを見せてもらっただけで決める人はいないでしょう。気になる物件があれば案内してもらって、見せてもらうはずです。住んでいる人がいて中を見られない場合もあるかと思いますが、そんな場合でも玄関やロビー、周囲の環境などはしっかりと見ておく必要があります。
実際に部屋を見せてもらったら、何をチェックすればいいのかをお教えしましょう。
まずは周辺環境を確認
不動産屋さんに案内してもらっている途中では、まず周囲の環境です。迷惑施設といわれるものがないか、買い物の便は? 病院は? 学校は? いざ住むとなったら大切なことばかりです。その日に確認できなかったら不動産屋さんにきっちりと聞いておきましょう。あいまいな返事しか返ってこなければ、不動産屋さんも含めてマイナス1点です。
共用部分の清掃状態をチェック!
マンションに着いたら、玄関やロビー、エレベーターなど共用部分をまずチェック。汚れていたり破損していたら、これもマイナス1点です。
住んでいるイメージを想像しながら室内をまわってみよう
部屋に入ったら、間取り図を見ながら室内を見ましょう。間取り図と違っている場合もあるので要チェックです。部屋に入ったらいきなりダイニングルームやキッチンに行かず、玄関から順に案内してもらいましょう。実際に住んだ場合のことをイメージするのです。
トイレやキッチン、お風呂は重要なチェックポイント。生活に欠かせないスペースだからです。トイレやお風呂では実際に水を流してみましょう。水道が止められていれば無理ですけどね。
キッチンでは、使い勝手はどうか、冷蔵庫などを置くスペースが十分あるか、ガスレンジの位置はどうか、などチェックする項目はいっぱいあります。もちろん、台所の主役である奥さまに確認してもらいましょう。
ダイニングルームや寝室、子ども部屋でのチェックは快適な生活ができるかどうかを重点に、騒音や日当たり、風の通り具合などを見ましょう。窓などの開閉具合のチェックもお忘れなく。快適な生活には美しさ、清潔さも欠かせません。壁紙や床、畳なども汚れていたり、日焼け跡が残っていないかにも気を配りましょう。
あれもこれもと書いてきましたが、この条件をすべて満たす物件を予算内で見つけることはできないかもしれません。そんな時は、優先順位をつけ、それに従って選ぶしかありません。でも、安易に妥協する前に、根気強く探すのが後悔しない住まい選びの第一歩です。