今回は月に1、2回程度利用するような、セカンドハウスのインテリア案件です。日常生活とは異なる雰囲気や使い勝手にこだわって取り組んでいます。ゆったりとくつろげる部屋作りの参考にもなるかと思います。
ロールスクリーンで特別感を演出
今回のインテリアで最もこだわったのが、ロールスクリーンを使って部屋の雰囲気を大きく変えるということです。選んだ商品はタチカワのRS-5552と5621との組み合わせです。RS-5552は深みのあるグリーンをベースに、アジアンテイストの柄が描かれた模様のカーテンです。その裏に無地のRS-5621を吊るすことで、日中は明るい光を取り込むことができるようになっています。またロールスクリーンの利点として、下から上げていくことで必要な光を室内に取り込むことができることが挙げられます。
部屋全体の雰囲気はアジアンテイストのホテルをイメージ
選んだ家具やデザインは、アジアンテイストのホテルをイメージしたものとなっています。セカンドハウスとしては、いかに非日常感を味わえるかが大事です。そこでホテルのような雰囲気を演出することで、リラックスできる空間に仕上げています。
ソファもラグマットも、柄がデザインされたものを選びました。ソファは布地の関家具のルーキーを、ラグマットはイトガのルミナスという商品になります。テレビボードもローテーブルも、同じMKマエダの商品を選んでいます。それぞれMIN-180とMIN-110というものになります。
家具のレイアウト次第で非日常感は演出できる
セカンドハウスに必要な非日常感ですが、特別なことをしなくて家具の配置を工夫するだけで簡単に演出できます。例えば今回の場合、リビングと寝室が引き戸で仕切られていることを利用しました。引き戸を開けることで、二つの部屋は一つの空間として一体感を演出することができます。
そこで寝室のベッドの上からでもテレビを観ることができるように、家具を選んで配置しています。まずベッドはヘッドの高いタイプを選ぶことで、もたれかかるようにしながらテレビを観ることができるようにしています。このようなヘッドが高いベッドは、本を読む時などにも便利なのでセカンドハウスに向いています。
そしてソファの背もそれほど高くないものにして、ソファ越しにベッドに居ながらにしてテレビが観れるようにしています。これだけで、普段はリビングで見るテレビもまた違った雰囲気の中で楽しむことができます。ベッドはサンコーのカールという商品で、高さもあるものを選んでいます。
その他のこだわりポイント
その他、セカンドハウスのインテリアで押さえておきたいポイントとしては、物をあまり置かないということがあります。
今回の間取りではウォークインクローゼットがありますが、収納家具もできれば置かないようにすることで、非日常感を演出できます。またソファにはクッションをいくつか置くこと、アクセントカラーとしてインパクトのある色を選ぶこともポイントになります。他の色はできる限り同系統でまとめて、統一感を出すというのも大事なことです。
ただしソファはできる限り明るい色にした方が、部屋を広く見せることができます。部屋に広がりを感じることができれば、リラックスできる空間を演出できます。
おわりに
今回はロールスクリーンを活用して、非日常感を演出するインテリアとしてみました。他にも色使いや家具の配置など、すぐにでも取り入れることができるテクニックがあると思います。セカンドハウスだけではなく、生活する場でも取り入れることで、いつもとは違う雰囲気の空間を楽しむことができると思います。
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