賃貸マンションを選ぶ際に、バストイレが別になっているタイプは人気があります。さらにお風呂に追い焚き機能がついているものは、さらに人気を集めています。ワンルームタイプとなると、たとえデザイナーズマンションであってもなかなか無いものです。入浴はシャワーだけで済ませる人にとっては必要性は感じないものかもしれません。けれども生活していて、追い焚き機能が必要と考える人は7割近くになるとのアンケート結果もあります。
追い焚き機能が便利な理由
追い焚き機能がついた賃貸マンションは、家賃も少し高めにはなります。それでも人気を集める理由として、浴槽に浸かっている間の温度の低下があります。特に冬場はすぐに冷めてしまうので、追い焚きで温め直せるのは便利というわけです。半身浴などで長く浸かっている場合には、さらに必須とも言えます。
また、2人以上で生活する場合には、お風呂に入る時間も時差がかかります。お湯を張り直すのは経済的にかなり負担がかかります。
ただしメンテナンスも必要
お風呂の追い焚きは確かに便利なものですが、ひとつ注意しておくことがあります。
それはお湯の雑菌です。人が浴槽に浸かることにより、少なからず雑菌が入り込むことになります。そしてお湯の温度はだいたい40度を少し超えるくらいですが、雑菌の繁殖にはちょうど良い温度です。そして一晩経てばかなりの数に増殖するとされています。そのために、浴槽の清掃は必ず行う必要があります。
特に忘れてはいけないのが、パイプ部分の清掃です。月に一度くらいのペースで定期的に行う必要があります。
プロパンガスはシャワーがお得?
プロパンガスはガス代が高いことが特徴となります。そのために、冬場の追い焚きはかなりのガス代がかかることになります。プロパンガスを使用する地域であれば、シャワーで済ませた方が経済的には負担がかからないかもしれません。
寒冷地における注意点とは
寒冷地といえば、水道管の破裂などに注意が必要などが有名です。追い焚き機能のついた浴槽に関しても同様に、行っておくべきことがあります。それは、普段浴槽には水を張っておくということです。循環口の少し上あたりまででよいので、浴槽をカラにしないことが大事です。
水を張ることによって、給湯器側のポンプで水を循環させることになります。その結果、配管の凍結を防ぐことができるわけです。これを行っていないと、凍結によって配管が破損する可能性もあります。
入浴剤についての注意点
入浴剤にも追い焚き機能のあるお風呂での使用上の注意は書かれています。けれども字が小さいなどの理由でよく読まずに使用する人も少なくないものです。
また、にごり湯系の入浴剤はその注意書きにも書かれていない注意点があります。無機系酸化チタンが含まれている場合があるのですが、これが研磨剤となって給湯器内部を劣化させることになります。にごり湯系のものを使う時には、追い焚きを使わないのが無難です。
また、バスソルト系も金属部分を腐食させるので、追い焚き機能がある浴槽では避けた方が良いでしょう。あとは、ゆずやお酒を入れることもあるかもしれませんが、その場合には念入りな清掃が必要です。細菌が繁殖しやすくなるからです。
このように、快適なバスタイムには便利な追い焚き機能ですが、注意点も色々とあります。おしゃれなデザイナーズマンションで半身浴、そんな生活は多くの人が憧れるものです。けれどもそのためには、幾つかの注意点を把握しておくことが大切です。2日以上同じお湯を使うことは避ける方が良いでしょう。雑菌が繁殖しやすいので、1日の終わりにはお湯を抜いてシャワーで水をかけておくことも効果的です。綺麗な浴槽で入浴時間を楽しみたいものです。
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